山登一輝 研究員
世話教員 長谷川 まどか 教授(工学部)
研究テーマ
3次元ヒストグラムを利用する可逆電子透かしに関する研究
研究内容
医用画像等の画質劣化を一切許容できない画像へ秘密情報を埋め込む手法として,可逆電子透かしが提案されている.可逆電子透かしは,非可逆な電子透かしとは異なり,埋め込まれた情報を抽出することで,情報が埋め込まれた画像の画質をオリジナルに戻すことが可能である.本研究では,埋め込む情報量に対する情報埋め込み画像の画質劣化を最小とするために,より効率的な情報埋め込み手法として,3次元ヒストグラムを利用した手法について検討を行う.
遠藤友基 研究員
世話教員 外山 史 准教授(工学部)
研究テーマ
De novoアセンブリアルゴリズムに関する研究
研究内容
ゲノムの解析は多様な分野への応用が考えられ,研究や技術開発が盛んに行われています.その中でも,塩基配列の決定はゲノムの解析の最も重要なステップの一つです.塩基配列を決定するためには,de novoアセンブリと呼ばれる技術が必要となります.しかし,de novoアセンブリは消費メモリ量が膨大となるという問題があります.本研究では,メモリ効率を考慮したde novoアセンブリアルゴリズムの検討・開発を行っております.
緒方和子 研究員
世話教員 長尾 慶和 教授(農学部)
研究テーマ
凍結曲線と希釈液組成の改良によるイヌ精子凍結条件の最適化
研究内容
社会で活躍する使役犬には気質をはじめとする高い適性が求められる。そのため、優良な遺伝資質を活用した繁殖・育種改良が必要である。これに対し、家畜種を対象に発展した凍結保存精液を用いた人工授精技術の応用が期待される。本研究では、人工授精による安定的な受胎に不可欠であるイヌ凍結精液の質的向上を目的に、精子内外における氷晶形成に伴う精子への悪影響の軽減ならびに耐凍剤組成の改良に着目した検討を進め、使役犬育成への貢献を目指す。